ソフトウェアエンジニアをやめて迎えた2024年を振りかえる
2024年がまもなく終了します。
今年はエンジニアはもとい、フリーランスもやめて定職に就いた一年でした。
他にもいろいろなことがあったので少しずつまとめます。
2024年のできごと
一人暮らしを始めた
昨年は実家に暮らしながら、Web開発に関する技術を独学する無職期間と、フリーランスエンジニアとして働く時期を数ヶ月ごとに繰り返していました。
今の職場は実家からも通えるのですが、就職を機に久しぶりに一人暮らしをすることにしました。
以前に東京・西荻窪で一人暮らしをしたことがありましたが、地元ではこれが初めてです。
就職した
簡単に説明すると、あるシステムへデータを追加する・しないを判断する仕事をしています。
一件数十分くらいのタスクを繰り返しこなすような、慣れてしまえばさほど難しくはない仕事です。
件数と正確性が評価される性質はコールセンターやメールサポートに近いでしょうか。
仕事としてはけっこう好きで、だんだんと通常業務に加えてツール開発やイントラサイト運営などもやらせていただくようになっています。
開発のリハビリを始めた
上記の「ツール開発」に加え、プライベートでも少しずつコードを書くようになりました。仕事での開発についてはこちらの記事にまとめています。
私生活では、予算等々を総合的に考慮して吟味に吟味を重ねて iPad Air を購入。
ペンシルで絵を描いたり映画を観るなど活用しつつ、GitHub Codespaces で 本サイトを作り直す作業なども行いました。
2025年、もとい今後へ向けて
今年得られた気づきとして、私は自分が学んだ知識や考えを他人に伝えることと、可能な限りわかりやすくする工夫を考えることが好きなんだとわかりました。
これは今の仕事をやる中で自覚したことで、もしかすると長期的に目指すべきはこの方向なのではないかという予感がしています。
いまの仕事
ツール開発以外でいうと、Excel・OneNote・Word・メモ帳などバラバラの形式で散逸していた資料をSharePointサイトにまとめる作業などを行っています。
この仕事をやる中でコードを書く作業は一ミリも登場していませんが、それでも自分ならではの貢献ができていると感じました。
文章としての読みやすさ、資料としての見やすさ・わかりやすさなど、それもまた今までの活動の中で大切にしてきたことだったからです。
いままでの仕事
思えば、以前に働いていた職場でも同じようなことをやったことがありました。
そのときは多岐にわたる業務のマニュアルが存在せず、全て先輩の口頭での説明で教育を受けていました。新入社員は全員、入社時に配布されるメモ帳に手書きで記録して仕事を覚えていたのです。
これを課題に感じた私は、ある程度仕事を覚えたあたりで自分のメモを Backlog Wiki や Googleドキュメントで少しずつ電子化し、Webで見られるマニュアルとして整えていきました。
この取り組みは経営層を含む管理職には全くというほど興味を持たれませんでしたが、所属部署の上司にはとても喜ばれました。
専門職のその先?
私はブログエントリを書くなどのテキストコミュニケーションも、グラフィック・Webデザインも、Webサイトやシステムの構築も好きです。
これらは全て、知識を共有する側・される側ともに快適な体験を得られる環境づくりに貢献する手段にできるでしょう。
プログラミングやデザインのような個々のスキルそのものを換金するというよりは、より快適で性格な資料管理や知識の伝達といった課題そのものに取り組む。
課題解決の手段として必要と感じたら、開発者やデザイナーとしての知見を用いる。そういうことがやりたいのではないかと思うようになりました。
私はどこか一つの会社でベテランになったり、何か特定の領域でプロフェッショナルを目指すような「狭く・深い」生き方にはもとより関心が持てません。
それよりも、こういう「広く・浅い」いろんなスキルを掛け合わせる働き方がしてみたい。今年の仕事は、そのビジョンを達成する何らかのきっかけになっているのかもしれません。